「また今月もCSVの集計か…」
以前、ある会社の業務改善をお手伝いした時の話です。
毎月、各部署から売上データのCSVファイルが送られてきます。
営業部、総務部、製造部、経理部、管理部。
合計5つのCSVファイルを1つのExcelにまとめて集計する必要がありました。
一見すると単純な作業ですが、実際はそう簡単ではありません。
- 列の順番が違う
- 日付形式が違う
- 不要な行が混ざっている
- 商品名の表記が微妙に違う
そのため毎月、
CSVを開く ↓ コピーする ↓ 貼り付ける ↓ 不要な行を削除する ↓ 集計する
という作業を繰り返していました。
気が付けば毎月10時間近く使っていたのです。
「慣れているから大丈夫」が一番危険だった
作業自体は慣れていました。
だからこそ問題でした。
慣れているので改善しようと思わない。
しかし実際には、
- コピペミス
- 行の削除漏れ
- 集計漏れ
が時々発生していました。
集計結果が合わず、
「どこで間違えた?」
と1時間以上探すこともありました。
Power Queryとの出会い
そんな時に知ったのがPower Queryです。
Power QueryはExcelに標準搭載されているデータ処理機能です。
簡単に言うと、
「一度作業を覚えさせたら次回から自動でやってくれる仕組み」
です。
最初は
「本当にそんな便利なの?」
と思いました。
しかし使ってみると衝撃でした。
実際にやったこと
① CSVを読み込む
Excelの
「データ」 ↓ 「データの取得」 ↓ 「CSVから」
を選択します。
するとPower Queryエディターが開きます。
② データを整形する
ここで、
- 不要な列を削除
- 日付形式を統一
- 金額形式を統一
- 不要な行を削除
という作業を行います。
ポイントは、
この作業を一度だけ行うこと。
次回以降は自動で再現されます。
③ 集計表を作る
必要なデータだけを残した状態でExcelへ出力します。
その後はピボットテーブルやグラフを作るだけです。
④ 次回からはボタン1つ
翌月。
新しいCSVファイルをフォルダへ入れます。
そして、
「すべて更新」
を押すだけ。
たったこれだけです。
以前のようにCSVを開いてコピペする必要はありません。
結果はどうなったのか?
以前
- CSV整理:5時間
- 集計作業:3時間
- チェック作業:2時間
合計10時間。
Power Query導入後は、
- CSV保存
- 更新ボタンを押す
- 結果確認
だけになりました。
作業時間は約1時間。
毎月9時間の削減です。
年間なら100時間以上になります。
Power Queryはもっと評価されるべき
Excelというと関数ばかり注目されます。
しかし実際の業務改善で効果が大きいのはPower Queryだったりします。
もしあなたが、
- 毎月同じCSVを集計している
- コピペ作業が多い
- 手作業のミスがなくならない
そんな悩みを持っているなら、一度Power Queryを試してみてください。
ITお助けマンへご相談ください
「Power Queryって難しそう」
「自分の業務でも使えるの?」
そんな方はお気軽にご相談ください。
実際にお話を聞くと、
「それならPower Queryで自動化できますよ」
というケースは本当に多いです。
その作業、本当に毎月手作業でやる必要がありますか?